本部事業


NPO法人生き活き健康の環研究所では、一般市民に対して健康増進や疾病予防に関する「啓発活動や「調査・研究」などを行っています。また、医療・介護・福祉に携わる専門家に対して研修会を開催し、「人材育成」や「地域ネットワーク構築」などを行っています。

1.専門家を育成

一般市民の健康増進や疾病予防に関わる専門家は、医療・介護・福祉などの分野に広く存在します。NPOの活動の中で実技研修会やマネジメント研修会などの研修を行っています。実技研修会では、理学療法士、作業療法士、セラピスト等の専門家を育成する内容を行っています。マネジメント研修会では、医療・介護・福祉に携わる様々な専門家とディスカッションを行い、広い視点を持つのと同時に熱い志を共有して、より生き活きと一人ひとりが活動できるように、研修会を通して育みます。その他様々な研修会を行っています。

2.地域での介護予防教室

 近年、日本では高齢化が進み、介護が必要な高齢者の方々が増加しています。 高齢者の方々が要介護状態になる原因としては、「高齢による衰弱」「関節疾患」「骨折・転倒」が約半数を占めていることがわかりました。

「膝痛・腰痛」がある方や、「骨折・転倒」を起こした方は、体を動かす機会が減ってしまう事があります。 それが原因で、筋肉が衰えたり骨がもろくなったりして、体の機能が低下して動けなくなるおそれもあります。 このように、「体を動かさない状態が続くことによって、心身の機能が低下して動けなくなることを防ぐためには、体を動かすことが重要です。そのためNPOの活動の一環として、地域での介護予防教室を開き高齢者の介護予防と健康増進を図ります。

3.スポーツ現場での障害予防

スポーツ現場では予測しない怪我や事故が起こることがあります。 万一そのようなスポーツ事故に遭遇した場合、素早い対応がその後の予後に影響します。NPOのスポーツ現場での障害予防では、主にスポーツ障害を未然に防ぐための知識や技術を普及していくことや、未だ全国的に普及していないメディカルサポートの充実化を図ります。トレーナー等のスポーツ現場に携わる方々にスポーツ障害予防に関して理解を深めるとともに、スポーツ障害予防の概念をスポーツ現場の選手や指導者の方々へ広く発信していきます。

4.健康フォーラム

健康寿命という言葉をご存知でしょうか?健康寿命とは、健康上の問題が無い状態で日常生活を送れる期間のことです。日本の健康寿命は74.532才で、世界ランキングの順位は3位です。また健康幸福寿命という言葉もあります。肉体的な健康だけではなく、精神的、社会的、文化的、経済的に健全である状態をいいます。日本の幸福度は5.987で、世界ランキングの順位は46位です。日本人が肉体的に健康であるのにもかかわらず幸福ではないという現状がわかります。健康フォーラムでは、肉体的な健康増進を図るとともに、精神的や社会的等のすべての活動で幸福になれるような様々な活動を行っていきます。